奥村組、今期経常を15%上方修正、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2021/02/10 16:00
 奥村組 <1833> が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.9%増の82.9億円となった。
 併せて、通期の同利益を従来予想の96億円→110億円(前期は132億円)に14.6%上方修正し、減益率が27.7%減→17.2%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の58.8億円→72.8億円(前年同期は92.3億円)に23.8%増額し、減益率が36.3%減→21.1%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の96円→111円(前期は143円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比14.1%増の45.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.0%→7.5%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (個別業績予想)  土木事業の売上高の増加に伴う売上総利益の増加等により、営業利益は前回発表予想を約800百万円上回る約9,800百万円、経常利益は同約1,400百万円上回る約11,900百万円、当期純利益は同約1,100百万円上回る約8,400百万円となる見込みです。 また、土木事業及び建築事業の売上総利益率は11.8%(土木13.6%、建築10.0%)となる見込みです。(前回発表予想11.3%(土木13.9%、建築9.1%))(連結業績予想) 個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想の修正を行うものです。

  利益配分については経営上の最重要課題の一つと認識しており、連結総還元性向50%以上かつ連結配当性向30%以上(業績にかかわらず、かねてよりの安定配当1株当たり45円を下限とする)を株主還元の基本方針としています。 この基本方針を踏まえた上で、当期の年間配当金予想については、資金需要等を勘案し、個別配当性向50%相当額としており、1株当たり期末配当金を前回予想の59円から15円増配した74円に修正し、1株当たり年間配当金を中間配当金37円と合わせた111円といたします。(注)上記の予想は、現時点における入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1833
3,835.0
(12/20)
-25.0
(-0.64%)