ショーボンド、今期経常を9％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8.5円増額

　ショーボンドホールディングス <1414> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比33.3％増の79.9億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の138億円→151億円(前期は135億円)に9.0％上方修正し、増益率が2.5％増→11.8％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益は前年同期比5.4％減の71億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の86.5円→95円(前期は79.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比24.4％増の49.1億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の21.9％→21.6％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、過去最高の売上高を計上した上半期と同様に、下半期も豊富な手持工事が順調に進捗することが見込まれるため、前回予想の717億円から775億円に上方修正いたします。　利益につきましては、売上高の増加に伴い売上総利益が大幅に増加する見通しとなったことを主因に、営業利益を134億円から146億円に、経常利益を138億50百万円から151億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を93億円から102億円にそれぞれ上方修正いたします。なお、新型コロナウイルス感染症の業績に与える影響につきましては、現時点では予測が困難であり、今回の業績予想には織り込んでおりません。今後、新型コロナウイルス感染症の拡大により業績予想の修正等が生じる場合には、速やかにお知らせいたします。

　　当社は、株主への利益還元を経営の重要事項と認識しており、業績に連動した配当を安定的に行うことを基本方針としております。　2021年６月期の配当につきましては、中期経営計画にて連結配当性向50％とすることとしております。　2021年６月期の通期連結業績予想が当初予想を上回ることから、期末配当金を前回発表予想の46円50銭から８円50銭引き上げ１株当たり55円に修正いたします。これにより、年間の予想配当金は、中間配当金40円を含め、１株当たり95円となります。