オークファン Research Memo(7):各機能の連携や、海外バイヤー向け販売サイトの立ち上げに取り組む

配信元:フィスコ
投稿:2021/02/03 15:07
オークファン<3674>の主な活動実績と2021年9月期の取り組み

1. 在庫価値ソリューション事業
2020年4月に、膨大な商品実売データを活用した在庫管理AIソリューション「zaicoban」を開始すると、2020年5月には、Amazon出品者向けのクラウド型業務効率化ツール「オークファン コネクト」の無料提供を開始するなど、ECソリューションの拡充を図った。なお、「オークファン コネクト」は9月末時点で利用者が5,000名を突破した。さらに2020年9月には、「タテンポガイド」にて「NETSEA」とのシステム連携を開始。「タテンポガイド」はこれまで様々なECモールやカートシステムとの連携を図ってきたが、本連携により「タテンポガイド」を通して「NETSEA」への出品並びに受注管理、在庫同期、配送管理等が可能となった。また、2021年9月期には「zaicoban」と「タテンポガイド」の連携も開始する予定であり、企業在庫の価値算定から再流通までをワンストップで可能にする「モノの再流通インフラ」の確立に向けて注力していく方針である。

2. 商品流通プラットフォーム事業
2020年10月には海外バイヤー向け販売サイト「NETSEA Cross-border wholesale」をオープンし、本格的な海外展開へのスタートを切った。国内最大級のBtoB仕入れモールの「NETSEA」には、海外からのアクセスや仕入れ要望が多くある一方、「NETSEA」に登録しているサプライヤーからは「海外販売を始めたいものの、どう始めたらいいか分からない」という声が数多く寄せられており、それらのニーズに応えるところに狙いがある。したがって、海外バイヤー及び国内サプライヤーの双方の需要は既に顕在化しており、立ち上がりから一定の業績貢献が期待できる。

一方、「Otameshi」については、東京電力ホールディングス<9501>に続き、関西電力<9503>及び東邦ガス<9533>へのOEM提供を開始した。本件により、各OEM先の利用者向けに販売ができるようになり、更なる食品廃棄ロス削減に寄与することができるほか、各OEM先の顧客サービスの向上や社会貢献活動の支援(SDGsの達成等)にもつながるものである。また、農林中央金庫とはメーカー及び生産者支援での協業を開始した。2021年9月期は産直商品の取り扱いを本格的に開始する計画であり、集客力のアップと認知度の向上を図っていく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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