乃村工芸社、今期経常を10％下方修正

　乃村工藝社 <9716> が2月2日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の51億円→46億円(前期は112億円)に9.8％下方修正し、減益率が54.6％減→59.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の26.1億円→21.1億円(前年同期は45.4億円)に19.1％減額し、減益率が42.6％減→53.6％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループを取り巻く環境は、下期以降、政府による各種施策の導入などにより、企業の設備投資に一部回復の兆しが見られましたが、冬季に入り再び投資抑制傾向となったことに加え、新型コロナウィルス感染症拡大により本年1月には緊急事態宣言が再発出され、プロジェクト推進に影響が生じる状況となりました。このため、2021年2月期の通期連結売上高の見込みを見直しするものであります。また、利益面におきましては、売上総利益の確保や販売管理費の抑制に注力したものの、売上高減少の影響により、各段階の利益において当初の予想を下回る見込みとなります。なお、期末配当金につきましては、すでに公表のとおり１株あたり25円とさせていただく予定であり、変更はありません。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報からの判断にもとづき作成したものであり、さまざまな不確定要素が内在しております。今後、当社グループを取り巻く市場の経済情勢などにより、実際の業績は上記の予想と異なる可能性があります。