アース製薬、前期経常を14％上方修正・最高益予想を上乗せ

　アース製薬 <4985> が2月1日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の102億円→116億円(前の期は43.2億円)に14.2％上方修正し、増益率が2.4倍→2.7倍に拡大し、従来の9期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の59.3億円の赤字→44.8億円の赤字(前年同期は32.1億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年12月18日公表時点の業績予想に対して、虫ケア用品は出荷額・返品額ともに想定通りとなり、日用品・ペット用品は主にグループ会社の販売が上振れました。これに加え、返品・廃棄に関する費用が軽減されたこともあり、売上総利益が想定を上回ったことで、連結ベースの売上高・段階利益のいずれも前回公表時の数値を上回り、過去最高の実績を計上する見込みとなりました。なお、剰余金の配当に関しては、前回公表のとおり、1株当たり配当金を115円とする予定です。