<動意株・27日>(大引け)=ブイキューブ、ファルコHD、オプトランなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/01/27 15:05
<動意株・27日>(大引け)=ブイキューブ、ファルコHD、オプトランなど  ブイキューブ<3681.T>が大幅高で3日ぶりに反発している。26日の取引終了後、関連会社テレキューブサービスが、テレワークニーズの高まりを受けて、生命保険会社の営業などに最適なオンライン営業支援パッケージの提供を開始すると発表しており、これが好材料視されている。同パッケージは、営業担当者の感染リスク低減や効率的な働き方の推進を支援する、個室型ワークブース「テレキューブ」を利用したサービス。「テレキューブ」の特徴である高い静粛性により、外部に音声が漏れないセキュリティーが担保された環境から、高い品質のリモートコンサルティングの実施を支援する。なお、第1弾としてソニー生命保険(東京都千代田区)に導入されるという。

 ファルコホールディングス<4671.T>=急伸。26日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を410億円から425億円(前期比1.6%減)へ、営業利益を14億5000万円から20億円(同2.4倍)へ、純利益を10億円から13億円(同4.6%増)へ上方修正したことが好感されている。受託検体数や処方箋応需枚数が昨年の緊急事態宣言後の落ち込みから第3四半期には一定程度まで回復したことに加えて、関西地域を中心に新型コロナウイルス感染症関連検査を積極的に受託した結果、11月以降に新型コロナウイルス感染症関連検査の受託が著しく伸長していることが寄与する。また、臨床検査事業・調剤薬局事業の全社的な固定費の削減の取り組みも奏功するとしている。

 オプトラン<6235.T>=上げ足早める。光学部品向け成膜装置の製造・販売を手掛けるが、ここ世界的に高速通信5Gのサービスが普及するなか、5G対応スマートフォンの量産や5G関連基地局投資が本格化しており、海外売上比率が9割を超える同社の活躍余地の高まりが意識されている。米国株市場ではアップル株が躍進しているが、これは5Gに対応したiPhone最新機種の売り上げの伸びに期待した部分が大きい。オプトランの20年12月期業績は2ケタ営業減益を余儀なくされる見込みながら、株価面では昨年6月以降の調整で織り込み済み。21年12月期は急回復が期待され、これを意識した投資資金の攻勢が続いている。

 歯愛メディカル<3540.T>=一時ストップ高。26日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績予想について、売上高が339億円から373億9300万円(前の期比30.0%増)へ、営業利益が33億円から46億6900万円(同2.2倍)へ、純利益が22億円から28億8200万円(同91.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。グローブや手指消毒剤などの感染対策商品の需要拡大により、主力顧客である歯科医院を中心に売り上げ高を押し上げたほか、病院・一般診療所を中心に新規口座を開設した顧客から引き続き注文を受けたことも売り上げ増加に寄与した。また、ロジスティクスセンターの稼働が高水準を維持し続けていることや、厚生労働省による「新型コロナウィルス感染拡大防止等の支援事業」について、取引先である歯科医院が対象となっていることも寄与した。

 ファーマフーズ<2929.T>=急伸。26日の取引終了後、田辺三菱製薬(大阪市中央区)と、自己免疫疾患に対する開発候補抗体について独占的ライセンス契約を締結したと発表しており、これが材料視されている。両社は、18年10月から自己免疫疾患に対する抗体医薬品の創製を目指して共同研究を推進していたが、この成果をもとに抗体医薬品としての開発段階に進むことが狙い。契約締結により、ファーマFは開発候補抗体の製造・開発及び販売を、全世界で独占的に実施する権利を田辺三菱に付与するとしており、これに伴いファーマFは田辺三菱から契約一時金として3億2000万円の支払いを受けることになる。また、開発段階に応じた開発マイルストンや、上市後も全世界における販売額に応じたロイヤルティーと販売マイルストンの支払いを受けるとしている。

 リョーサン<8140.T>=4連騰。前週末22日をターニングポイントに一気に水準を切り上げる。同社は独立系の大手半導体商社でルネサス製品を主力に取り扱っているが、車載向けを中心に昨年後半から半導体市況が急改善しており、全社的に取り組んだコスト削減努力も奏功して、利益が会社側の想定を上回る伸びを示している。26日取引終了後に発表した、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月)の経常利益は前年同期比31%増の38億2100万円と急増した。これを受け、21年3月期通期の業績見通しも従来予想の26億円から45億円(前期比54%増)に大幅増額、減益見込みから一転して5割超の増益見込みに変わった。これがサプライズとなり投資資金の流入を誘っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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