◆ 一時“下値追い”も、“持ち直す”… - 引き続き“103円半ば”…
「ネックライン(1/13安値:103.523円)」を割り込んだことに伴う“もう一段の下値追い”への意識は、根強いものがありました。
この影響もあって東京タイム終盤ならびにNYタイム序盤には、“103.30円水準”へと下値を拡大する場面が見られています。
一方で「好内容の米経済指標」という後押しもありますが、すでに“1.073%”へと低下していた「米10年債利回り」がさらに低下することはありませんでした。
逆にNYタイム中盤には“1.121%”へ巻き戻される動きを見せており、「ドル円の下値支え」として機能した印象もあるところです。
こうして“上値が重い”は先行しているものの、“崩れない(下値も堅い)”を地で往く動きを見せながら、昨日の取引を終えています。
◆ “上値は重い”に傾いたままだが…?
センチメントが“上値は重い”へと傾いたままであることを考えれば、“もう一段の下値追い”への警戒は本日も緩めることはできそうにありません。
しかし前記「米10年債利回り」に加えて、本日は「週末」にも当たります。
株式等でいつ“利益確定売り→ポジション調整”が入ってもおかしくない中、そうなると“リスク選好→ドル売りが勝る”がこのまま続くと見るのも…?
オーダー状況を見ると、“103.70円”付近に「ドル売りオーダー」が展開しているものの、“昨日安値(103.327円)”付近には「分厚いドル買いオーダー」が横たわっていると聞き及びます。
「ネックライン割れ」という事案を差し引いても、“もう一段の下値追い”にこのまま発展すると見るのは、かなり疑問です。
まだ流れが変わったわけではありませんが、ここまで押せば“買い拾い”、少なくとも“崩れない”との見方は、続けたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.082(1/19高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:103.934(1/20高値、日足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ)
上値3:103.828(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、200月移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:103.666(1/21高値、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.588(20日移動平均線)
前営業日終値:103.491(日足・一目均衡表基準線)
下値1:103.327(1/21安値、1/6~1/11の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値2:103.232(-1σ)
下値3:103.156(ピボット2ndサポート)
下値4:103.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:102.881(-2σ、1/7安値)
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