<動意株・16日>(前引け)=日立造、パーク24、三協立山

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/12/16 11:34
<動意株・16日>(前引け)=日立造、パーク24、三協立山  日立造船<7004.T>=上値追いに弾み。今月10日以降は商いを伴い急速に株価水準を切り上げており、きょうも一時21円高の464円まで買われる場面があった。同社はごみ焼却発電設備など環境・プラント事業を主力に手掛けるが、新規事業として洋上風力発電に注力している。洋上風力発電は再生可能エネルギーの有力な選択肢とみられているが、直近では、官民合意で目標を引き上げ、2040年までに3000万~4500万キロワットの導入を目指す方向で、年末にもまとめる「グリーン成長戦略」の実行計画に盛り込むことが報じられた。これは原発30~45基分に相当するものであり、同社株のビジネスチャンスにつながるものとして投資マネーを誘導している。

 パーク24<4666.T>=商いを集め活況高。無人時間貸し駐車場を運営し、国内にとどまらず海外展開にも積極的。15日取引終了後に発表した20年10月期の決算は営業利益が146億9800万円の赤字となったが、株価面では織り込みが進んでおり、21年3月期は135億円の黒字に復帰する見通しを示したことで買い安心感が広がった。また同日、主要銀行などから劣後ローンで500億円を調達すると発表したことで財務強化への思惑も株価にポジティブに作用している。

 三協立山<5932.T>=急伸。15日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を2890億円から2930億円(前期比6.6%減)へ、営業利益を3億円から19億円(同5.7%減)へ上方修正したことが好感されている。国内の建築市場やアルミニウム押出形材市場、また国内外の自動車販売で想定以上の回復が見られたことや、小売業の人手不足に対する店舗の省人化・省力化に向けた投資が進んだことなどを受けて、上期業績が計画を上回ったことが要因としている。なお、最終利益予想は引き続き未定としている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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