NY株式市場(15日)12月NY連銀製造業景気指数は予想を下回る−コロナ感染第3波の拡大続く
15日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い戻し先行で取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、ほぼ安値引けとなった前日の失速局面で目先的な下値の目処となる20日移動平均線(2万9854ドル)に急接近したこともあって、ひとまずテクニカル・リバウンドで短期的な戻りを試す寄り付きを迎えそうだ。
FDA=米食品医薬品局は、緊急使用許可を申請していたモデルナのコロナワクチンに関する有効性を評価する声明を発表。今週17日の諮問委員会でモデルナのコロナワクチンが承認される見込みとなったことも相場全体の買い戻しを後押ししよう。
ただ、取引開始前に発表された12月のニューヨーク連銀製造業景気指数は、4.9と市場予想(6.5)と共に前月(6.3)を下回ったことから、相場の上値は限定的となろう。
前日に続いてニューヨークなどコロナ感染第3波が深刻な主要都市での行動制限強化には敏感に反応する地合いが残されているほか、15日から始まった米FOMCの結果を見極めたいとの姿勢から積極的な買いは見送られやすい相場環境となりそうな1日となる。
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