サイバネットが4年10カ月ぶりの4ケタ大台乗せ、CAEソフトが成長局面に
サイバネットシステム<4312.T>がマドを開けて上昇、一時6%超の上昇で1038円まで買われ、2016年2月以来約4年10カ月ぶりとなる4ケタ大台を回復した。電子回路や音響・熱などを解析する設計用CAEソフトのライセンス販売を主力とするが、世界的なEVシフトや自動車次世代技術の新潮流である「CASE」を背景に、同社のCAEソフトの需要の裾野が広がりをみせている。人工知能(AI)分野への取り組みも積極的で大腸内視鏡向けのAI診断システムを昭和大学、名古屋大学と共同開発しているほか、AIチャットボットを導入したCAE技術サポートサービスなども行っている。また、足もとの業績も好調、20年12月期営業利益は前期比2%増の20億6000万円は大きく上振れする公算が大きい。
出所:MINKABU PRESS
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