■株主還元策
ベルシステム24ホールディングス<6183>は、株主に対する利益還元を最重要課題の1つとして認識しており、剰余金の配当を安定かつ継続的に実施し、業績の進捗状況に応じて配当性向及び必要な内部留保の充実などを総合的に勘案した上で、中期的には親会社の所有者に帰属する当期利益をベースに、連結配当性向50%を目標として、中間配当と期末配当の年2回の配当を行うことを基本方針としている。2019年2月期の中間配当18円、期末配当18円、合計36円から、2020年2月期には期初の計画どおり、中間配当21円、期末配当21円で合計42円に増配した。また、配当性向は44.1%で2021年3月期東証1部サービス産業の平均水準であった。
同社では、2021年2月期については、増収増益の業績を予想する一方、中間配当21円、期末配当21円で合計42円と前期同様の配当を計画する。その結果、配当性向は42.9%に低下する見通しだ。いまだコロナ禍の収束が見通せず、今後の経済環境が不透明ななかではやむを得ないが、新中期経営計画の推進によって2021年2月期業績が予想を上回る着地見通しになれば、配当性向50%の目標に向けて増配を検討することも考えられるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<NB>
ベルシステム24ホールディングス<6183>は、株主に対する利益還元を最重要課題の1つとして認識しており、剰余金の配当を安定かつ継続的に実施し、業績の進捗状況に応じて配当性向及び必要な内部留保の充実などを総合的に勘案した上で、中期的には親会社の所有者に帰属する当期利益をベースに、連結配当性向50%を目標として、中間配当と期末配当の年2回の配当を行うことを基本方針としている。2019年2月期の中間配当18円、期末配当18円、合計36円から、2020年2月期には期初の計画どおり、中間配当21円、期末配当21円で合計42円に増配した。また、配当性向は44.1%で2021年3月期東証1部サービス産業の平均水準であった。
同社では、2021年2月期については、増収増益の業績を予想する一方、中間配当21円、期末配当21円で合計42円と前期同様の配当を計画する。その結果、配当性向は42.9%に低下する見通しだ。いまだコロナ禍の収束が見通せず、今後の経済環境が不透明ななかではやむを得ないが、新中期経営計画の推進によって2021年2月期業績が予想を上回る着地見通しになれば、配当性向50%の目標に向けて増配を検討することも考えられるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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