◆ リスク選好+米個人消費失速 - “ドル売り”先行
昨日は主要通貨(資源国通貨除く)に対して、ドルが売られる展開でした。
“リスク選好→ドル売り”は元より、“米個人消費失速→米国債利回り低下”も後を押したと見られます。
このため“104円半ば”で推移していたドル円は、NYタイム序盤には“104.068円”へと売り込まれました。
◆ 「104円割れ」への懸念は頭をよぎるが…?
「104円割れ」が示現してしまうと、このままズルズルと“11/6安値(103.176円)”を目指してもおかしくない局面であるのは事実です。
しかし「実需絡みのドル買いオーダー」「損失確定のドル売りオーダー」が混在するのが、“104円ライン”でもあります。
やはり「このまま一筋縄ではいきそうにない」と見るのが、自然な状況でもあります。
「何が何でも…」といった気配が再燃しつつあるのは事実ですが、「方向感が定まらない」という基本は依然として変化していません。
さらにドルと円の関係は「綱引き(円買い⇔ドル買い、もしくは円売り⇔ドル売り)」を踏まえれば、このままズルズルというのは…?
目先のポイントは「104円ラインを巡る攻防戦」と見るのが自然であり、割りこめば「“11/6安値(103.176円)”を目指す」との懸念との対峙と見るのが妥当な局面といえます。
それでも本日は「割り切れず→幾分巻き戻し」を想定したいところです。
もちろんそれだけで、“上値の重さ”が拭い去るわけではありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.870(11/11~11/16の50%戻し)
上値4:104.790(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:104.681(11/11~11/16の38.2%戻し、11/16~11/17の61.8%戻し、週足・一目均衡表転換線)
上値2:104.582(11/17高値、20日移動平均線、11/16~11/17の50%戻し)
上値1:104.461(日足・一目均衡表基準線/転換線、11/16~11/17の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.179
下値1:104.068(11/17安値、大台、-1σ)
下値2:103.925(200月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:103.765(11/6~11/11の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:103.547(-2σ)
下値5:103.457(ピボットローブレイクアウト)
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