THK(6481)決算で夏場のボトムを再確認、年初来高値更新へ再トライ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/11/17 08:19

決算で夏場のボトムを再確認、年初来高値更新へ再トライ

【事業内容】
 LMガイドなど直動システムを手掛ける世界大手企業であり、半導体製造装置向けや工作機械向けの自動化及びロボット化など省人化投資の取り組みに貢献。世界シェアトップのLMガイドの他にもボールねじやクロスローラーリングなど高い技術力が定評。

【業績面】
 業績面においては11/11に第3Q決算を発表し、売上高は26.1%減収、営業利益は赤字計上だが、7-9月期の黒字転換から上期より赤字幅を縮小した。工作機械や自動車向けは上期の落ち込み幅が大きく低調な推移を続けたが、エレクトロニクス分野が回復してきたことや中国経済の持ち直しで下期急回復への期待は高い。

【株価動向】
 株価は3/13安値1727円をつけた後、6月初旬にかけてV字型リバウンドを見せたが、そこで戻り一服となると年初来高値に届かず終いで反落。夏場にかけては景気回復への期待が遠のいたことから再び売り込まれることとなった。8月の中間決算で業績ボトムの可能性が高まると反転し、足元では再度高値圏へと浮上。1/17高値3285円を捉えられるか注目される。

配信元: 達人の予想

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