駒井ハルテク、非開示だった今期経常は2倍増益、未定だった配当は10円減配

　駒井ハルテック <5915> が11月13日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の2.1億円に急拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比2.0倍の5.5億円に拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比77.4％増の3.3億円に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は60円(前期は70円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の4.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.7％→3.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１）個別業績　　　　売上高につきましては、橋梁の新規受注が少なかったことに加え、鉄骨の首都圏を中心とした再開発が一巡した　　　　ことにより、一昨年後半から発注の端境期となっていることなどにより、前期より減少する見込みであります。　　　　営業利益につきましては、売上高は減少の見込みですが、鉄骨の不採算工事がなくなったことや橋梁の追加変　　　　更獲得などにより３億円を見込み、経常利益、当期純利益につきましては営業外収益計上などにより、それぞれ６　　　　億円、５億２千万円を見込んでおります。２）連結業績　　　　売上高につきましては、個別業績予想に加え、本年４月１日付で連結子会社となったKHファシリテック株式会社の売　　　　上高が加算されるものの、前期より減少する見込みであります。営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当　　　　期純利益につきましてはKHファシリテック株式会社の収益が加算となりますが、のれんの償却などにより、それぞれ　　　　２億８千万円、５億５千万円、３億円を見込んでおります。

　2021年３月期の期末配当予想につきましては、これまで未定としておりましたが、当期の業績予想を勘案し、普通配当１株当たり35円を予定いたします。これにより年間配当は中間配当25円と合わせ１株あたり60円となる予定です。（注）本資料に記載されている予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、　　　今後様々な要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。