ゼビオＨＤ、非開示だった今期経常は42％減益、未定だった配当は2.5円減配

　ゼビオホールディングス <8281> が11月6日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比88.9％減の4.8億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比41.7％減の34億円に落ち込む見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比99.0％増の29.1億円に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は30円(前期は32.5円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比93.2％増の9.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.6％→1.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による当社グループに与える影響を合理的に算定することが困難であるため、未定としておりましたが、緊急事態宣言解除以降の経済活動の回復傾向が継続することを前提に、現時点において入手可能な情報に基づき算定いたしました。なお、上記の業績予想は、同感染症の収束時期等、様々な要因により変動する可能性があります。

　当社は中長期的に企業価値を高めるとともに、株主に利益を還元していくことを重要な経営課題の一つに位置づけ、長期に亘る安定的な経営基盤の確保を目指し、内部留保の充実を図るとともに、業績に応じた適正な利益配分を継続的に実施することを配当の基本方針としております。当期の配当金につきましては、上記連結業績予想に基づき、中間配当金および期末配当金につきましては、それぞれ1 株あたり15.0 円とさせていただきます。これにより、年間配当予想は1株あたり30.0 円となります。（注）上記予想は、当社グループが現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社グループとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。