信和、上期税引き前を2.1倍上方修正、通期も増額、配当も6円増額

配信元:株探
投稿:2020/10/29 15:00
 信和 <3447> が10月29日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の3.3億円→7.1億円(前年同期は11.8億円)に2.1倍上方修正し、減益率が72.1%減→40.1%減に縮小する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結税引き前利益も従来予想の11.5億円→14.8億円(前期は21.3億円)に27.8%上方修正し、減益率が45.9%減→30.8%減に縮小する見通しとなった。

 同時に、期末一括配当を従来計画の23円→29円(前期は44円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期第2四半期累計期間の業績につきましては、仮設資材部門において当初、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、建築工事現場における工事の中断・延期、並びに、新規建設投資案件の延期等の影響が拡大することにより、急速に需要が後退するものと想定しておりました。しかしながら、建設工事現場の活動は想定ほどには落ち込まず、当社製品に対する需要、特に安全措置機材等の高付加価値製品の需要が想定を上回って推移したこともあり、売上収益は2020年5月15日に公表した業績予想(以下、「前回発表予想」といいます。)を上回る見込みであります。また利益面では、上述の製品が好調に推移したことに加え、役員報酬等の減額やその他の固定費の削減を行うとともに、新規投資案件の見直し等、あらゆる手段を通じたコスト削減、支出抑制に取り組んだ結果、営業利益・税引前四半期利益・親会社の所有者に帰属する四半期利益は前回発表予想を上回る見込みであります。 2021年3月期通期の連結業績につきましては、売上収益予想には変更はないものの、利益面におきましては引き続きコスト削減等の取り組みを行うことにより、前回発表予想を上回る見込みとなっております。

  当社は、将来における安定的な企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、経営成績に応じた株主への利益還元を行うことを基本方針とし配当性向40%以上を目標に実施していくこととしております。 今回発表する業績予想の修正を踏まえ、上記基本方針に基づき、年間の配当を前回の配当予想から6円増配し、1株あたり29円に修正することといたします。
配信元: 株探

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