アズビル(6845)コロナ禍環境でビジネス拡大、全体売り圧力が押し目買いの好機に◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/10/29 08:48

コロナ禍環境でビジネス拡大、全体売り圧力が押し目買いの好機に

【事業内容】
 制御・自動化機器を手がけており、ビル・建物向けに空調制御やセキュリティ製品、工場・プラント向けなどに運転監視・制御システムや計測器、センサー製品などを提供する。運転支援自動化パッケージや高度制御、予測制御といった様々なソリューションで高いシェアを誇る。IoT・ビッグデータの最新技術をものづくりの現場に導入し、エネルギーマネジメントでは企業の収益改善や環境対策に貢献する。

【業績面】
 業績面においては8/6に第1Q決算を発表し、売上高は4.4%減収となったが、営業利益は7.3%増益で着地、過去最高益を更新した前期に続き好調を維持するとの期待感は十分。ビルディング、製造現場、生活インフラいずれの分野においても維持管理が不可欠であることやオートメーション化の流れをかえって加速させる転機とも捉えられ、コロナ禍環境でも比較的堅調な業績推移が見込まれる。

【株価動向】
 株価は3/13安値2215円をつけた後は鋭く切り返し、その後およそ2か月に亘って保ち合いを続けた。6月の200日移動平均線突破後は上値追いの展開に拍車がかかり、足元10/21に高値形成4465円まで上値を伸ばした。市場全体の調整売り圧力がかかる場面ではさすがに売り物も出てくるとみており、押し目を狙っておきたい。

配信元: 達人の予想

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