注目銘柄ダイジェスト(前場):出前館、ビザスク、バリュエンスなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/10/16 12:00
ビザスク<4490>:4270円(+700円)
ストップ高を付け、上場来高値を更新している。21年2月期第2四半期累計(20年3-8月)の営業利益が前年同期比142.4%増の0.59億円になったと発表している。フルサポート形式のスポットコンサル設営サービス「ビザスクinterview」が好調で、知見プラットフォーム事業の成長を牽引した。通期予想は前期比23.1%減の0.55億円で据え置いたが、第2四半期累計時点で既に上回っている。


特殊陶<5334>:1965円(+138円)
大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来計画の79億円から160億円にまで大幅上方修正、利益率の高いアフターマーケット向けの回復が収益増に貢献した。7-9月期では前年同期比増収増益に転じる形にもなっており、期待以上に早いペースでの収益回復と評価。世界的な自動車生産回復のなか、据え置きの通期予想も今後大きく上方修正されるとの期待が先行へ。


不二越<6474>:3900円(+300円)
大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は41.7億円で前年同期比60.7%の大幅減益となった。一方、通期予想は従来の35億円から58億円にまで上方修正、中国経済の持ち直しや自動車・建設機械分野の需要回復が背景としている。未定としていた期末配当金は前期比50円減配の50円としている。営業利益は上半期決算時に125億円から35億円にまで大幅下方修正していたため、想定以上に早いタイミングでの業績底打ちを評価。


パソナ<2168>:1994円( - )
ストップ高買い気配。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は72.9億円で前年同期比5.9倍と急拡大する形になっている。通期予想100億円、前期比5.5%減は据え置いているものの、進捗率は約73%に達しており、想定以上の収益拡大と捉えられている。効率運営によるBPOサービスの収益力向上で売上総利益が大幅に増加したほか、営業関連費用の削減で販売管理費も大きく減少した。


ファーストリテ<9983>:73550円(+3130円)
大幅続伸。前日に20年8月期の決算を発表、営業利益は1493億円で前期比42.0%減益となり、従来予想の1300億円を上回る着地になった。国内ユニクロ事業の好調が業績上振れの背景に。また、21年8月期は2450億円で同64.0%増と大幅増益計画としている。ほぼ市場コンセンサスと同水準で、過去最高益の19年8月期に近い水準としている。同業他社と比較した収益回復ペースの速さを評価する流れになっている。


出前館<2484>:3725円(+700円)
年初来高値。23年8月期の営業利益目標を120.00億円とする中期経営計画を発表している。システム開発を強化し、加盟店数やユーザー数、シェアリングデリバリーを拡大させる。21年8月期の営業損益予想は130.00億円の赤字。事業基盤構築のため、投資を先行させる。20年8月期は26.23億円の赤字。中計の黒字転換見通しに加え、売上高が拡大(20年8月期は54.6%増、21年8月期予想は171.7%増)していることも買い材料になっているようだ。


バリュエンス<9270>:3470円( - )
ストップ高買い気配。21年8月期の営業利益予想を前期比296.0%増の25.00億円と発表している。買取店舗を40店舗程度増加するほか、店頭に加えて宅配や出張買取を強化して自社商品の仕入拡大を図る。また、出品量の増加に対応するため、オークションのオンライン化を推進して運営体制を効率化する。年間配当予想は35.00円とし、前期(25.00円)から増配する。20年8月期の営業利益は71.8%減の6.31億円で着地した。
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配信元: フィスコ

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