NY株式市場(23日)ジョンソン・アンド・ジョンソンがコロナワクチンの最終治験を開始ーFRB議長らの議会証言が続く
23日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、寄り付きで反発局面を迎えそうだ。
アメリカ議会下院は、22日に2021会計年度の暫定予算に関する関連法案を賛成多数で可決した。上院でも近く関連法案が通過する見通しで、政府機関の一部閉鎖を当面回避できることになり、ニューヨーク株式市場には支援材料となりそうだ。
同じく新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐっては、ジョンソン・エンド・ジョンソンが、最大で6万人規模の最終治験を開始したことも追い風となる。
前日までの取引で75日移動平均線(2万7014ドル)を連日で下ひげでカバーしたダウ平均は、寄り付きの買い戻しが先行する局面で、前日に入り込んだ一目均衡表上の雲の抵抗帯を上抜けて取引が始まろう。
ただ、朝方の買い一巡後には上値の重さが意識されよう。フランスではパリでの集会制限などが23日にも発表される見通しとなっているほか、イギリスでは飲食店での営業規制が強化されており、世界的な新型コロナウイルスの感染第2波に対する警戒感が根強い相場環境が続いている。パウエルFRB議長らは23日も議会証言を控えており、証言内容を確認したとの慎重な姿勢が広がりやすい一日となる。
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