杉本商、非開示だった今期経常は26％減益、未定だった配当は20円減配

　杉本商事 <9932> が9月18日後場(14:50)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比25.6％減の21.8億円に減る見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比23.5％減の9.5億円に減る見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を30円(前年同期は40円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も30円実施する方針とした。年間配当は前期比20円減の60円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021 年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大が当社グループに与える影響について合理的に算定する事が困難であったため、未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等を踏まえて算定いたしましたのでお知らせいたします。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、輸出や生産が急減し幅広い業種できわめて厳しい状況となりました。設備投資の中止や先送りもあり、当社グループの業績への影響は大きいものとなっております。未だ同感染症の収束時期は不透明ではありますが、緊急事態宣言が解除されて以降、事業活動も正常に戻りつつあることを踏まえ、今後再度の緊急事態宣言などの大規模な事業活動の妨げとなるような事態が起こらないことを前提として業績予想を算定いたしました。

　当社グループは、配当政策を経営における最重要政策の一つと位置付けており、株主の皆様には継続的かつ安定的な配当を念頭に置き、財政状態、利益水準、及び配当性向等を勘案し適正な利益還元を目標としております。2021 年３月期の業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、上記の予想に基づき、配当予想を決定いたしました。（注）上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。