三協フロンテ、今期経常を一転3％増益に上方修正・最高益、配当も10円増額

　三協フロンテア <9639> [ＪＱ] が9月17日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の65億円→75億円(前期は73億円)に15.4％上方修正し、一転して2.7％増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の31億円→36.5億円(前年同期は34.5億円)に17.7％上方修正し、一転して5.6％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の55円→60円に増額し、下期配当も従来計画の55円→60円に増額修正した。年間配当は120円(前期は120円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症による、景気減速の影響を受けるものと見込んでおりましたが、想定よりも影響が軽微であったことに加え、3密対策やテレワーク推進などを受け、新たな空間を必要とする、又は、既存の空間を拡張するといったニーズが高まることで、当社のユニットハウスに対する需要が拡大したことにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前回予想を上回る見通しとなりました。　また、通期業績につきましても、今後も引き続き需要が続くことが見込まれることから、上記予想数値のとおり修正しております。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題として位置付けており、長期的な観点から安定的な配当の継続を図ることを重視しております。　2021年３月期の中間配当金につきましては、上記のとおり第２四半期連結累計期間の業績が前回予想を上回る見通しとなったことから、2020年９月17日開催の取締役会において、5円00銭を増配し、1株当たり60円00銭とさせていただくことを決議いたしました。また、期末配当予想につきましても、5円00銭を増配し、1株当たり60円00銭に修正いたします。この結果、1株当たり年間配当金は120円となる予定であります。（注）上記の業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。