乃村工芸社、非開示だった今期経常は55％減益、未定だった配当は25円実施

　乃村工藝社 <9716> が9月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年2月期の業績予想は連結経常利益が前期比54.6％減の51億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は25円(前期は記念配2円を含む32円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、事業環境の変化の予測が困難であることから通期業績予想を未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報から得られた判断にもとづき算定した数値を公表いたします。　2021年2月期の通期連結業績予想につきましては、同感染症拡大の影響により多くのお客様の事業活動が停滞した結果、当社グループの受注活動も大変厳しい状況となり、また、東京2020オリンピック・パラリンピック関連案件の延期などが大きく影響し、売上高および各段階の利益において前期の数値を下回る見通しとなりました。

　　2021年2月期の通期連結業績の予想が困難であることから期末配当予想を未定としておりましたが、上記の業績予想にもとづき、期末配当予想を公表いたします。　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置付け、事業の成長をはかるとともに、業績に裏付けられた成果の配分を安定的に行うことを基本方針としております。当期は前期に比べ減益となることを見込んでいることから、上記の配当方針を総合的に勘案し、期末配当予想を１株当たり25円といたします。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報からの判断にもとづき作成したものであり、さまざまな不確定要素が内在しております。今後、当社グループを取り巻く市場の経済情勢などにより、実際の業績は上記の予想と異なる可能性があります。