アセンテック(3565)テレワーク関連銘柄の物色意欲は継続か、業績裏付けを確認で上値期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/09/10 08:26

テレワーク関連銘柄の物色意欲は継続か、業績裏付けを確認で上値期待

【事業内容】
 PCの情報処理をサーバで行う仮想デスクトップに関連する製品の開発、販売やコンサルティングサービスを手がける。世界のVDI(Virtual Desktop Infrastructure)市場をリードするCitrix社等、数多くのグローバルベンダーの国内1次代理店となる。
 仮想デスクトップは少子高齢化に加え、育児・介護による離職の増加などにより、労働人口の減少が大きな社会問題となる中、政府の働き方改革の目標に掲げられている9分野における企業の経営課題を解決する手段として注目。時間や場所の制限を受けずに、いつでも・どこからでもオフィスにいる時と同じ業務を行える“テレワーク”を実現するソリューションとなる。

【業績面】
 業績面においては9/9に中間決算を発表し、売上高は3.7%減収も営業利益以下は30%超の大幅増収で着地。テレワーク導入企業の急増とサブスクリプション型の収益モデルへの移行が進展し、収益基盤の安定と強化が実現、利益率の向上にもつながったとみられる。

【株価動向】
 株価は1月下旬以降、コロナウイルス騒ぎでテレワーク関連としての注目を集めながら、成長余地の高い企業として業績期待も含んで上昇基調を辿ってきた。足元では8/1付で1:2の株式分割がなされたことにより流動性が向上して投資しやすくなったほか、新たにパナソニック子会社などと共同でRPAソリューションの提供開始など物色の手がかり材料なども見受けられる。

配信元: 達人の予想

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