三城HD、非開示だった今期最終は赤字拡大、未定だった配当は4円減配

配信元:株探
投稿:2020/08/28 15:00
 三城ホールディングス <7455> が8月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は13.5億円の赤字(前年同期は300万円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が16.7億円の赤字(前期は7.3億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を3円(前年同期は5円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も3円実施する方針とした。年間配当は前期比4円減の6円に減配となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の2.3%→-15.9%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期の連結業績予想ならびに配当予想につきましては、「2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の公表時において、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、連結業績予想ならびに配当予想を算定いたしました。 連結業績予想につきましては、国内の緊急事態宣言が解除されて以降の6月下旬から行っています創業90周年の企画が順調であり、7月、8月の売上高も堅調に推移していることから、この後も店舗が混雑しないよう企画期間を延長していることも寄与して、第2四半期より徐々に回復するものと見込んでおります。なお、この後さらなる感染拡大による緊急事態宣言の発動などはないものと想定しておりますが、百貨店店舗や海外法人の回復状況などがまだ充分ではなく、通期では前年実績を下回る売上見込みとなっております。また、営業できなかった期間があった店舗の賃料や販促費、人件費など販管費の減少があるものの、売上高の減少によって利益予想はマイナスとなっております。

  また配当予想につきましては、株主の皆さまに継続的かつ安定的な配当を行うことを念頭においており、業績低下が見込まれてはおりますが、経営成績の見通し及び財政状態を勘案し、上記のとおり実施する予定であります。 なお、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、連結業績に重大な影響を及ぼすことが見込まれる場合は速やかにお知らせいたします。 ※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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