三桜工、非開示だった今期経常は赤字転落へ

　三櫻工業 <6584> が8月27日大引け後(15:00)に非開示だった業績見通しを発表。21年3月期の業績予想は連結経常損益が5億円の赤字(前期は47.2億円の黒字)に転落する見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常損益が30億円の赤字(前年同期は24.5億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染対策に伴う経済活動への深刻な影響により、合理的に算定することが困難であったため未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、公表することといたしました。2021年３月期第２四半期累計期間の連結業績につきましては、2020年４月から６月にかけて日本、米州、欧州、中国、アジアの各地域における主要得意先の工場稼働停止や生産調整及び政府による外出制限等による一時的な工場操業停止に伴う国内外の売上の大幅な減少が大きな減益要因となる見込みです。2021年３月期通期の連結業績につきましては、2020年７月以降、各地域における全ての工場の稼働の再開、生産及び売上の回復が確認されたことを受け、第２波による再度の緊急事態宣言の発出など各地域における大規模な社会的制限が実施されないことを前提に、当社の売上も年度後半にかけて回復し、現在努めている構造改革を通じた固定費削減等の効果により、下期利益が前期の水準に回復する見込みで算出しております。尚、2021年３月期の配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の業績に与える影響が大きいこと、かつ今後急速に変化する可能性もあることから、今後の業績動向等を見極めつつ慎重に検討してまいりますので、引き続き未定とさせていただきます。(注)上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。