NYコラム（26日）ダウ平均は買い見送りムードでスタートか⁈−27日のジャクソンホールを前に様子見続く

NY株式市場（26日）7月耐久財受注が市場予想を上回る−エクソンなどダウ平均除外銘柄が重しへ

26日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い見送りムードが根強いスタートへ

取引開始前に発表された7月の耐久財受注は速報値で前月から11.19％増加と市場予想（3.9％増）上回る内容となった。輸送用機器を除く耐久財受注も速報値で前月から2.4％増加と良好な内容となったことは相場の下支え要因に挙げられよう。

個別銘柄では前日の夕方に決算発表したセールスフォース・ドットコムがアナリスト予想を上回る業績を発表したことから時間外取引で上昇。ダウ平均に採用される銘柄に決まったばかりでマーケットの注目度が高く、ハイテク株買いの流れを後押ししそうだ。

一方でエクソン・モービルなどダウ平均から除外される3銘柄へのネガティブ・インパクトは継続しそうなほか、引き続き、共和党大会でのトランプ大統領の演説や27日から始まるジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を見極めたいとの姿勢は根強く、積極的な売買が見送られやすいだろう。ダウ平均は上値追いには慎重さが求められる1日となる。