テクマトリックス(3762):日本証券新聞 伊藤 明

著者:伊藤明
投稿:2020/08/23 15:46

リモートワーク用のクラウド・セキュリティが好調

テクマトリックス 日足一目均衡表
テクマトリックス 日足一目均衡表出所:日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

【1Q決算で好実態を確認】
情報インフラの構築とアプリ開発がメイン。医療クラウドは聖マリアンナ大学病院へ新型コロナ診断遠隔サービスを提供する等、医療情報確認も複数病院で展開。

リモートワーク用のクラウド・セキュリティが好調。主力の次世代型ファイアウォールはクラウド型サービスの需要が急拡大しており、大型案件の受注で事業拡大に貢献。個人認証システムの受注も好調。7月31日に発表した1Q決算は売上高74億4,600万円(前年同期比17%増)、営業利益は9億6,900万円(同73%増)となった。

今3月期の第1四半期決算で好実態が確認できた銘柄の一つ。通期予想について会社側は「未定」としているが、セキュリティを含めた情報基盤事業が主力とあって、先行きの業績拡大期待は大きく、8月13日から19日まで5日続伸となり、連日で年初来高値を更新した。

アプリケーション・サービス事業では、グループ会社の手掛ける医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続。AIベンチャーや医師と組んでの医用画像診断支援システムの共同開発など、新規事業への先行投資も継続。

【レーティング】
大和証券はレーティング「1」を継続。目標株価は2500円としている。

伊藤明
株式会社日本証券新聞社 テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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