バリュエンス、非開示だった今期経常は89％減益、未定だった配当は25円実施、実質29％減配

　バリュエンスホールディングス <9270> [東証Ｍ] が8月20日昼(12:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年8月期の業績予想は連結経常利益が前期比88.9％減の2.5億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は25円(前期は1→2の株式分割前で70円)実施する方針とした。
　19年8月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質28.6％減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が見通せないことから、2020年８月期の連結業績予想を一旦取り下げ未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき連結業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。　 仕入面においては、緊急事態宣言の解除に伴い６月以降買取店舗全店で通常営業を再開し、回復基調で推移しております。販売面においては、当社グループのメイン販路であるオークションのオンライン化を前倒しで推し進め、仕入量の回復や参加パートナー数の増加に伴い出来高も増加傾向にあります。また、委託出品の受付も開始するなどプラットフォームの規模拡大に向け取組みを展開しております。　これらの状況により直近の業績が新型コロナウイルス感染症の感染拡大以前の水準にまで戻りつつあることから、2020年８月期の連結業績は売上高36,900百万円、営業利益240百万円、経常利益250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益10百万円と予想しております。

　　 業績予想と同様に配当予想も未定としておりましたが、上記の業績予想に基づき公表いたします。　 当社は、長期継続的な企業価値向上が株主の利益への貢献であるとの認識のもと、事業計画に基づく再投資に意を用いつつ、株主に対して安定的な配当を実施していくことを基本方針とし、配当性向25%以上を目標としております。業績の動向や財務状況、配当方針などを総合的に勘案し、期末配当予想を１株当たり25円00銭といたします。