◆ “下値拡大”も、次第に“巻き戻し”優勢… - “106円台”に反発
「一旦様子見」にした時というのは、得てしてこんなもの…?
東京タイム序盤ならびに欧州タイム中盤にかけて“ドル全面安”は継続したものの、“大台(105円)”を割り込むには至りませんでした。
このため“ポジション調整”が勝り、イベント(FOMC議事要旨公表)に向けて“緩やかな買い戻し”が進行しました。
そしてそのFOMC議事要旨では『米景気回復にかなりの不透明感』との懸念が示されたものの、「イールドカーブ・コントロール(YCC)の効果は限定的」との見方が示されました。
「ハト派色」は後退した格好であることから、前のめり的に台頭していた「米追加緩和への期待感」はさらに萎みました。
米株式は“下落”、米10年債利回りは“上昇”へと転じる中、ドル円は“106円台”へと上値を伸ばしていきました。
◆ 期待は募るが、「一旦様子見」はもうしばらく…?
こうして3日間に及んだ“ドル全面安”は、一応「ストップ」しました。
ただ「ポジション調整の範囲内」との見方も根強く存在するだけに、このまま“ドル買い”の流れに転じるかは微妙…?
「底堅い」との見方そのものに変化はありませんが、「高いところを付いて行く」は控えなければならないのも事実です。
テクニカル的には“8/13~8/19の61.8%戻し(106.303円)”が一つのメドとなりますが、“50日移動平均線”と重なる“8/17高値(106.652円)”を明確に突破するまでは、まだまだ予断を許さないとみておきたいところです。
不本意ながらも「一旦様子見」としたことで、「絶好の買い拾いチャンス」を逃してしまったばかりなのですから…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.922(100月移動平均線)
上値4:106.829(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:106.652(8/17高値、50日移動平均線、月足・一目均衡表転換線)
上値2:106.442(週足・一目均衡表基準線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.303(8/13~8/19の61.8%戻し)
前営業日終値:106.105(日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線)
下値1:106.000(大台)
下値2:105.854(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値3:105.751(8/19安値後の38.2%押し)
下値4:105.628(8/19安値後の50%押し)
下値5:105.504(8/19安値後の61.8%押し)
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