サカタインクス<4633>は7日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.4%減の794.72億円、営業利益が同4.3%増の31.81億円、経常利益が同30.5%減の25.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.2%減の14.97億円となった。
印刷インキ・機材(日本)の売上高は前年同期比7.2%減の238.02億円、営業利益は同47.8%増の3.93億円となった。パッケージ関連では、新型コロナウイルス感染症の影響による需要の増加があり、グラビアインキは前年同期を上回ったが、フレキソインキは工業製品向けなどの段ボール需要が減少した影響もあり前年同期を下回った。印刷情報関連では、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が一段と減少したことなどから、新聞インキ、オフセットインキともに落ち込んだ。また、機材についても印刷製版用材料が低調であったことから、売上高については、前年同期を下回った。
印刷インキ(アジア)の売上高は前年同期比11.6%減の153.65億円、営業利益は同24.4%減の8.61億円となった。主力のパッケージ関連のグラビアインキは、新型コロナウイルス感染症の影響による需要の増加などにより、インドネシア及びベトナムは比較的堅調に推移したものの、事業活動に大きな制約を受けたインド、中国などではマイナスの影響が大きく販売が落ち込んだ。また、中国における環境規制の強化に伴う一部原材料の供給不足も引き続き販売に影響した。印刷情報関連では、新型コロナウイルス感染症の影響によりインドおよび中国で需要が減少したことなどにより新聞インキ、オフセットインキともに、販売が落ち込んだ。
印刷インキ(米州)の売上高は前年同期比2.5%増の248.68億円、営業利益は同58.9%増の14.81億円となった。主力のパッケージ関連では、需要増加を背景として、顧客密着型の技術サービスの充実による高機能インキの拡販が奏功し、フレキソインキ及びグラビアインキが好調に推移した。メタルインキはアルミ缶に対する需要の高まりもあり堅調に推移した。印刷情報関連であるオフセットインキは、UVインキなどが堅調に推移したものの、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が一段と減少したことから、全体としては前年同期を下回った。
印刷インキ(欧州)の売上高は前年同期比3.0%増の51.46億円、営業損失は2.54億円(前年同期は3.71億円の損失)となった。販売体制の強化により拡販が奏功したことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響によるパッケージ需要の増加も影響し、全体として販売数量が増加した。
機能性材料の売上高は前年同期比9.1%減の57.44億円、営業利益は同42.1%減の3.02億円となった。インクジェットインキは、新型コロナウイルス感染症の影響により中国市場向けなどの販売が低調であったことなどから、前年同期を下回った。カラーフィルター用顔料分散液は、パネルディスプレイ市場における供給過剰が和らいだこともあり、前年同期を上回った。トナーは、新型コロナウイルス感染症の影響により需要が低迷したことなどから、前年同期を下回った。
2020年12月期通期については、売上高が前期比3.3%減の1,618.00億円、営業利益が同12.4%増の70.00億円、経常利益が同8.5%減の67.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.1%増の42.00億円とし、連結業績予想を期初予想と比較して下方修正している。
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印刷インキ・機材(日本)の売上高は前年同期比7.2%減の238.02億円、営業利益は同47.8%増の3.93億円となった。パッケージ関連では、新型コロナウイルス感染症の影響による需要の増加があり、グラビアインキは前年同期を上回ったが、フレキソインキは工業製品向けなどの段ボール需要が減少した影響もあり前年同期を下回った。印刷情報関連では、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が一段と減少したことなどから、新聞インキ、オフセットインキともに落ち込んだ。また、機材についても印刷製版用材料が低調であったことから、売上高については、前年同期を下回った。
印刷インキ(アジア)の売上高は前年同期比11.6%減の153.65億円、営業利益は同24.4%減の8.61億円となった。主力のパッケージ関連のグラビアインキは、新型コロナウイルス感染症の影響による需要の増加などにより、インドネシア及びベトナムは比較的堅調に推移したものの、事業活動に大きな制約を受けたインド、中国などではマイナスの影響が大きく販売が落ち込んだ。また、中国における環境規制の強化に伴う一部原材料の供給不足も引き続き販売に影響した。印刷情報関連では、新型コロナウイルス感染症の影響によりインドおよび中国で需要が減少したことなどにより新聞インキ、オフセットインキともに、販売が落ち込んだ。
印刷インキ(米州)の売上高は前年同期比2.5%増の248.68億円、営業利益は同58.9%増の14.81億円となった。主力のパッケージ関連では、需要増加を背景として、顧客密着型の技術サービスの充実による高機能インキの拡販が奏功し、フレキソインキ及びグラビアインキが好調に推移した。メタルインキはアルミ缶に対する需要の高まりもあり堅調に推移した。印刷情報関連であるオフセットインキは、UVインキなどが堅調に推移したものの、デジタル化の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により広告需要が一段と減少したことから、全体としては前年同期を下回った。
印刷インキ(欧州)の売上高は前年同期比3.0%増の51.46億円、営業損失は2.54億円(前年同期は3.71億円の損失)となった。販売体制の強化により拡販が奏功したことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響によるパッケージ需要の増加も影響し、全体として販売数量が増加した。
機能性材料の売上高は前年同期比9.1%減の57.44億円、営業利益は同42.1%減の3.02億円となった。インクジェットインキは、新型コロナウイルス感染症の影響により中国市場向けなどの販売が低調であったことなどから、前年同期を下回った。カラーフィルター用顔料分散液は、パネルディスプレイ市場における供給過剰が和らいだこともあり、前年同期を上回った。トナーは、新型コロナウイルス感染症の影響により需要が低迷したことなどから、前年同期を下回った。
2020年12月期通期については、売上高が前期比3.3%減の1,618.00億円、営業利益が同12.4%増の70.00億円、経常利益が同8.5%減の67.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.1%増の42.00億円とし、連結業績予想を期初予想と比較して下方修正している。
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