白洋舎、非開示だった今期最終は赤字拡大、配当も無配転落

配信元:株探
投稿:2020/07/29 18:15
 白洋舎 <9731> が7月29日大引け後(18:15)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期の業績予想は連結最終損益が41億円の赤字(前期は600万円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しと発表した。
 同時に、非開示だった20年12月期第2四半期累計(1-6月)の業績予想は連結最終損益が25億円の赤字(前年同期は2.3億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、従来50円を計画していた今期の年間配当を見送り、無配転落(前期は50円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年12月期第2四半期(連結)及び通期業績予想(連結・個別)につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による事業活動への影響を合理的に算定することが困難であることから、2020年4月22日に公表しました「業績予想の修正に関するお知らせ」において一旦未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。 1)2020年12月期第2四半期業績予想(連結) 新型コロナウイルス感染拡大により、レンタル事業のうちリネンサプライ部門において、取引先ホテル稼働率の大幅な低下や休館により、売上高が前年比大きく減少しました。また、クリーニング事業において、例年4月は冬物の衣替え需要が高まる時期でありますが、4月7日に発出された緊急事態宣言を受け、お客さまと従業員の安全を第一に、店舗及び集配ルートの休業対応を行ったほか、4月以降も出店先であるデパート、駅ビル等の臨時休業が続いたこと等により、売上高が前年比大きく減少しました。 営業利益、経常利益については、需要低下による生産調整等コスト削減に努めてまいりましたが、売上高の減少幅が大きく、前年比大幅に減少する見込みであります。 親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の大幅な減少、及び繰延税金資産の取崩し等により、前年比大きく減少する見込みであります。2)2020年12月期通期業績予想(連結、個別) 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況にあり、レンタル事業のうちリネンサプライ部門において、取引先ホテルの稼働率回復が遅れることが想定されることから、売上高が前年比大幅に減少することを予想しております。また、クリーニング事業においては、7月以降においても来店客数の減少、及び在宅勤務等生活スタイルの変化によるワイシャツ等のクリーニング需要の低下が見込まれることから、前年と比べて減少することを想定しております。営業利益、経常利益については、コスト削減に努めることはもとより、営業・生産拠点の再編等構造改革の加速化を図ってまいりますが、主に売上高の大幅な減少により、前年と比べて大きく減少する見込みであります。 親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の減少、繰延税金資産の取崩しによる減少がある一方で、資産の売却による特別利益の計上を見込むものの、前年と比べて減少する見込みであります。尚、今回の通期業績予想にあたっては、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が再度発出されないことを前提に算定しております。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。

 当社は、配当方針として、業績に対応して安定的に配当することを基本としつつ、長期的な事業展開に必要な内部留保の充実にも努めることとしております。しかしながら、本日開示いたしました「業績予想に関するお知らせ」の通り、当社グループ業績への新型コロナウイルス感染拡大の影響は甚大であり、第2四半期、並びに通期で大幅な損失を計上する見込みであることから、財務の安定性を重視し、誠に遺憾ながら、中間配当を見送るとともに、期末配当予想を無配に修正させて頂くものであります。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、早期の業績回復に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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