決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 東エレク、ＨＯＹＡ、オムロン (7月28日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の7月27日から28日の決算発表を経て29日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　コメリ <8218>
　21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比73.1％増の124億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の121億円に対する進捗率が102.6％とすでに上回り、さらに5年平均の58.1％も超えた。

★No.2　ＳＨＯＥＩ <7839>
　20年9月期の連結経常利益を従来予想の38.8億円→45億円(前期は41.7億円)に16.0％上方修正し、一転して7.7％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　ブルボン <2208>
　21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比95.6％増の9.3億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の5億円に対する進捗率が187.8％とすでに上回り、さらに5年平均の101.0％も超えた。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<8218> コメリ 　　　　東１ 　 +13.97 　　7/28　　　1Q　　　 73.11
<7839> ＳＨＯＥＩ 　　東１　　 +6.91 　　7/28　　　3Q　　　 13.74
<2208> ブルボン 　　　東２　　 +6.71 　　7/28　　　1Q　　　 95.63
<4113> 田岡化 　　　　東２　　 +5.45 　　7/28　　　1Q　　　154.84
<5410> 合同鉄 　　　　東１　　 +4.74 　　7/28　　　1Q　　　 59.60

<5809> タツタ 　　　　東１　　 +4.06 　　7/28　　　1Q　　　 54.85
<7309> シマノ 　　　　東１　　 +2.49 　　7/28　　上期　　　　4.29
<2002> 日清粉Ｇ 　　　東１　　 +1.90 　　7/28　　　1Q　　　-11.64
<6645> オムロン 　　　東１　　 +1.47 　　7/28　　　1Q　　　 21.17
<5936> 洋シヤタ 　　　東１　　 +1.14 　　7/28　　　1Q　　　　赤転

<8818> 京阪神ビル 　　東１　　 +0.98 　　7/28　　　1Q　　　　1.77
<7741> ＨＯＹＡ 　　　東１　　 +0.91 　　7/28　　　1Q　　　-13.78
<8035> 東エレク 　　　東１　　 +0.12 　　7/28　　　1Q　　　 68.39

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした29日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース