ＮＳＷは大幅反落、第１四半期２２％営業減益

　日本システムウエア<9739.T>は大幅反落している。２７日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高７６億８２００万円（前年同期比２．８％減）、営業利益５億３８００万円（同２１．９％減）、純利益４億１２００万円（同１２．２％減）と大幅減益となったことが嫌気されている。

　ＩＴソリューション事業で、前期の官公庁・団体向けシステム開発や小売業向け機器販売の反動があったほか、不採算案件の影響による受注活動の停滞などがあり売上高が減少した。また、サービスソリューション事業で、新型コロナウイルス感染拡大による案件の一時中断や一部顧客の運用案件の終了などがあったことも響いた。

　同時に、従来未定としていた２１年３月期通期業績予想を発表しており、売上高３８５億円（前期比０．６％増）、営業利益３５億円（同９．３％減）、純利益２４億円（同１０．１％減）を見込む。年間配当は前期比１０円増の４０円を予定している。

出所：MINKABU PRESS