注目銘柄ダイジェスト(前場):パソナ、KOA、富士ソフトなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/20 12:03
KOA<6999>:1039円(+65円)
大幅反発。先週末に未定としていた第1四半期の業績見通しを公表している。営業利益は3.8億円で前年同期比53.5%の大幅減益見通し。ただ、前四半期比では14.2%の減益にとどまっている。一部では赤字転落との見方もあっただけに、想定以上に底堅い内容と評価が先行しているようだ。在庫積み増しの影響もあったようだが、今後は自動車生産の回復も想定されるため、通期11億円程度のコンセンサス上振れ期待が高まる状況に。


NOK<7240>:1291円(-41円)
大幅続落。先週末に、未定としていた上半期の業績見通しを発表している。営業損益は165億円の赤字で前年同期比187億円の損益悪化見通しに。新型コロナの影響により、国内外で大幅に販売が減少しているもよう。通期計画は引き続き未定としている。赤字転落は想定線といえ、赤字幅は想定以上との見方が多いもよう。通期での営業赤字計上なども警戒される状況になっているとみられる。


窪田製薬HD<4596>:294円(+6円)
大幅に3日ぶり反発。米子会社のクボタビジョン・インクが開発する遠隔医療眼科網膜モニタリング機器「PBOS」の量産型試作機(初期型)が完成したと発表している。必要最小限の機能に絞ることで超小型化・軽量化した。また、ネットワーク機能を持たせることで患者自身が自宅で網膜の状態を検査する遠隔医療の実現を目指す。遠隔医療は将来的な市場拡大が期待できるとの見方から買いが入っているようだ。


富士ソフト<9749>:4710円(+210円)
大幅続伸し年初来高値更新。上半期営業利益は前年同期比1割増の75億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想の67億円を上回ったようだ。ECやテレワーク関連の案件が好調だったほか、製造業向けソフトウエア開発案件も堅調だったもよう。受注高も前年並みの水準を確保できたもようとされており、下半期業績への安心感にもつながる。通期計画は3%増の136億円を据え置く見込みとされているが、上振れを織り込む動きに。


パソナ<2168>:1307円(+103円)
大幅反発。先週末に20年5月期の決算を発表、営業利益は106億円で前期比11.8%増益、6月30日に小幅下方修正している水準での着地に。一方、21年5月期は100億円で同5.5%減益の見通しとしている。新型コロナの影響で主力の人材派遣事業が伸び悩むほか、オンライン化費用なども膨らむもよう。ただ、大幅な業績悪化への警戒も残っていたとみられ、底堅いガイダンスが悪材料出尽くしにつながっている。年間配当金も前期並みの19円を計画。


PSS<7707>:1363円(+37円)
大幅に反発。日本国内での新型コロナウイルス感染防止に向け、提携先の仏エリテック社製の全自動PCR検査装置「エリート インジーニアス」とPCR試薬「エリート MGB SARS-CoV-2キット」を8月3日から販売開始すると発表している。また、プレシジョン・システム・サイエンスブランドの全自動PCR検査装置とセルテスト社製のPCR試薬も同日から発売を開始する。両試薬は保険適用の対象製品になっているという。


大和コン<3816>:1670円(+51円)
大幅に4日ぶり反発。20年7月期の年間配当を従来予想の18.00円から19.00円(前期実績19.00円)に増額修正している。業績の進捗状況などを総合的に勘案したとしている。また、ベンチャー支援ファンドを運営するBlackCrow Capital合同会社(東京都渋谷区)とビジネスパートナー契約を締結したと発表している。人口問題などに関係するDX(デジタルトランスフォーメーション)の事業展開を見据え、知見を深める。 <ST>
配信元: フィスコ

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