◆ “ユーロ買い→ドル売り”に押されても…
「EU首脳会議」を巡る期待感を背景に、先週末は“ユーロ買い”が優勢となりました。
この影響から“ドル売り/円売り”が進行しましたが、対ユーロの勢いは“ドル売り”が勝りました。
このためドル円はジリジリと値を落とし、NYタイム終盤には“106.937円”へと下落しています。
もっとも想定していたこととはいえ、そのEU首脳会議がまとまることはありませんでした。
このため“崩れる”には至ることはなく、週末のポジション調整にも支えられながら先週末の取引を終えています。
◆ 感応度の違いは「ドルに分がある」…?
継続審議となっている状況を踏まえれば、“決め打ち”はできそうにありません。
しかし期待感が高まっていただけに、“もう一段のユーロ売り戻し”は十分に期待されるところです。
そしてその際には「ドルと円の感応度の違い」が重要視されると見られますが、先週末の動きを踏まえれば「ドルに分がある」…?
「方向感定まらず」が基本という状況に変化はありませんが、目先は「巻き戻し先行」と見ながら、引き続き「神経質な保ち合い」と対峙したいところです。
ただ「レンジ上抜け」になるほどの勢いが見られるかは、まだかなり微妙ですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.678(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.524(100日移動平均線、+1σ、7/1~7/10の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:107.424(7/14高値、7/16-17高値、50日移動平均線)
上値2:107.249(20日移動平均線、7/17高値後の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.117(日足・一目均衡表基準線/転換線)
前営業日終値:106.989(大台、-1σ)
下値1:106.832(7/16安値、ピボット1stサポート)
下値2:106.643(7/10安値、7/15安値、週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、-2σ、ピボット2ndサポート)
下値3:106.565(6/23~7/1の76.4%押し)
下値4:106.383(6/24安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:106.072(6/23安値)
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