日本取引所グループ（8697）：日本証券新聞 伊藤 明

日経平均新規採用の思惑

日本取引所グループ　日足一目均衡表出所：日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

【新規採用候補】
日経平均新規採用思惑。ソニーによるソニーフィナンシャルHDへのTOB期間は本日7月13日まで。７月14日にソニーフィナンシャルHDのTOBの応募結果が発表されたら、同日中に日経平均入れ替え発表の可能性も。

代替採用は日経平均６業種分類の「金融」から日本取引所グループが最有力と見る。
採用されれば、2600万株レベルの買い需要が発生。１日の出来高が通常100万株台前半だけにインパクトは決して小さくはない。

【総合取引所構想】
今月27日には東京商品取引所から大阪取引所への一部商品移管などが予定。13日引け後に「総合取引所の実現とJPXコモディティ市場の今後の展望」と題してメディア向け勉強会実施予定で、翌日の新聞紙面を賑わす可能性も。

【投資戦略】
ともあれ、実際は日経平均代替採用が全て。採用されれば急騰必至。選に漏れればいったん下がりそうだが、実現可能性と、裏目に出た際のダメージを比較衡量すれば、取っていいリスク、十分賭けるに値する戦略とも言えるのではなだろうか。