■業績見通し
2021年2月期の業績予想について北の達人コーポレーション<2930>は、売上高を前期比18.5%減の8,227百万円、営業利益を同31.2%減の2,006百万円、経常利益を同31.4%減の2,007百万円、当期純利益を同31.2%減の1,357百万円と、組織体制の立て直し等により減収減益を見込んでいる。
2020年2月期同様、「刺す化粧品」シリーズの伸びやその他主力商品の継続利用が期待できるものの、前述した課題解決とともに長期的成長を見据えた「組織体制立て直しの1年」と位置づけ、業績面ではいったん後退する見通しである。すわなち、2020年2月期に浮き彫りとなった課題の解決に向けて「クリエイティブ部門の強化」及び「商品開発部門の強化」を図るものの、両課題の解消による影響や新商品の売上は加味しない前提となっている。
弊社では、順調に業績が伸びているなかにおいても、的確に課題を洗い出し、迅速な対応を図っていくことは、さらなる成長を実現していくうえで重要な取り組みであり、まさに同社の真骨頂と言えるところと評価している。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響などに不透明な部分があるものの、積み上げ型の同社の成長モデルから判断すると、同社の業績予想はかなり保守的な水準と考えられる。したがって、それぞれの取り組みの進捗や具体的な成果をはじめ、四半期ごとの業績の推移を注意深くフォローしていく必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<ST>
2021年2月期の業績予想について北の達人コーポレーション<2930>は、売上高を前期比18.5%減の8,227百万円、営業利益を同31.2%減の2,006百万円、経常利益を同31.4%減の2,007百万円、当期純利益を同31.2%減の1,357百万円と、組織体制の立て直し等により減収減益を見込んでいる。
2020年2月期同様、「刺す化粧品」シリーズの伸びやその他主力商品の継続利用が期待できるものの、前述した課題解決とともに長期的成長を見据えた「組織体制立て直しの1年」と位置づけ、業績面ではいったん後退する見通しである。すわなち、2020年2月期に浮き彫りとなった課題の解決に向けて「クリエイティブ部門の強化」及び「商品開発部門の強化」を図るものの、両課題の解消による影響や新商品の売上は加味しない前提となっている。
弊社では、順調に業績が伸びているなかにおいても、的確に課題を洗い出し、迅速な対応を図っていくことは、さらなる成長を実現していくうえで重要な取り組みであり、まさに同社の真骨頂と言えるところと評価している。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響などに不透明な部分があるものの、積み上げ型の同社の成長モデルから判断すると、同社の業績予想はかなり保守的な水準と考えられる。したがって、それぞれの取り組みの進捗や具体的な成果をはじめ、四半期ごとの業績の推移を注意深くフォローしていく必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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