◆ もう一段の“上値模索” - 108円台回復
「月末要因/四半期末要因」に伴う動きは、昨日も継続しました。
さらに昨日は「リスク/金利」の双方から“円売り”が後押ししたこともあり、もう一段の“上値模索”を示現しました。
“107.523円”に押し戻される場面こそ見られたものの、“6/29高値(107.883円)”を上回ったドル円は、本日東京タイムに入って“108円ライン”を突破しました。
◆ テクニカル的には「上値余地が広がった」となるが…?
“108円ライン”を上回ったことで、テクニカル的には“200日移動平均線(108.397円)”“6/5~6/23の61.8%戻し(108.404円)”辺りまで「上値余地が広がった」と見るのが自然です。
一方でドル円・クロス円を押し上げた「月末要因/四半期末要因」は剥落する中、「コロナ感染第2波」への懸念は残存しています。
明日の「米雇用統計」を控える警戒感まで考えれば、「一筋縄ではいかない」と見るのが妥当ということになります。
「大きく崩れる」は期待薄と見ますが、一旦「利益確定売り」に押さえられるを想定しながら、「下値が堅い」を再認識しにいく展開を想定したいところです。
つまり「(高いところを)付いていく」は禁物だが、「(押したところは)丁寧な買い拾い」という、昨日と同様の展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.542(6/9高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:108.404(6/5~6/23の61.8%戻し、200日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ)
上値3:108.273(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:108.136(50週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.000(大台、6/30高値)
前営業日終値:107.927(100日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、20週移動平均線、月足・一目均衡表基準線)
下値1:107.633(ピボット1stサポート)
下値2:107.512(6/30安値、20日移動平均線)
下値3:107.397(50日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:107.252(日足・一目均衡表先行スパン下限、6/23~6/30の38.2%押し)
下値5:107.166(ピボットローブレイクアウト)
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