矢作建設(1870):日本証券新聞 伊藤 明

著者:伊藤明
投稿:2020/06/30 09:00

内需建設セクターの追撃買い候補

矢作建設 日足一目均衡表
矢作建設 日足一目均衡表出所:日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

【割安内需銘柄】
リニア関連株を含む建設株は国土強靭化という強力なテーマを内包しているため、これからの動きが注目される。

矢作建設は名古屋を地盤。先週末にはリニア関連で急騰を見せたが、連結予想PERは7.2倍、連結実績PBRは0.66倍。今期は前期と同じ年間34円配当を予定しているため、予想配当利回りは4.2%。今期の業績見通しは売上高1000億円(前期比11%増)、営業利益70億円(同9.8%減)、当期利益48億円(同6.9%減)。堅めの計画ラインを打ち出す保守的な会社のため、最終的には超過達成の可能性も期待される。名古屋鉄道が筆頭株主(持ち株比率18.5%)で、鉄道土木ビジネスにも強み。

【チャート】
一目均衡表でも抵抗帯(雲)の上方に位置しており、先高を示唆する動き。追撃買い妙味ありと見られる。

伊藤明
株式会社日本証券新聞社 テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,542.0
(15:30)
-13.0
(-0.83%)