3つのテクニカル指標が重なる下値重要ライン
【注目ポイント】ローソク足のBB・-2σライン(≒4.630円)サポート成否
【見通し1】「サポート」+「SSTCのゴールデン・クロス」なら、反発フローも
【見通し2】「下抜けブレーク」+「SSTCのフェイク」なら、下降モメンタムが強まる可能性も
ここもと上値の重い相場展開が続いているメキシコペソ/円ですが、足もとでは、重要テクニカルラインに接近しています。
上図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足のやや上方にあること、3) ローソク足が青色の雲(=サポート帯、先行スパン)の中で推移していること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに向かって収縮する“スクイーズ”となっていること、そして、5) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していることから、メキシコペソ/円・日足チャートでは、上下圧力が拮抗するレンジ相場であると判断できます。
喫緊のポイントは、ローソク足が下値支持線として機能するBB・-2σライン(≒4.630円、上図黄色矢印)でサポートされるか否か。
同ラインは、直近高値H(2/20、5.992円)と同安値L(4/6、4.221円)を結んだフィボナッチ・リトレースメント(以下、FR)・23.6%ラインとともに、青色の雲の下辺である先行2スパンと近似値であることから、メキシコペソ/円における下値重要ラインと捉えて良いでしょう。
これからの時間にかけて、ローソク足が仮に同ラインでサポートされた場合は、チャート下部にあるスローストキャスティクス(以下、SSTC。上図黄色丸印)を構成する2本の線が交差した後右肩上がりとなる“ゴールデン・クロス”(上図青色丸印)を伴いつつ、「下値固め終了」→「反発フロー」となる可能性も。
一方で、ローソク足が終値ベースにおいて同ラインを下抜けブレークした場合は、SSTCの“フェイク”(=ダマし、上図赤色四角印)も伴いつつ、「下値重要ライン突破」→「下降モメンタムの強まり」となる可能性もあるため、注意が必要でしょう。
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