リソー教育 Research Memo(2):質の高い教育サービスの提供を目的に1985年に設立

配信元:フィスコ
投稿:2020/06/08 15:02
■会社概要

1. 会社沿革
リソー教育<4714>は現取締役会長の岩佐実次(いわさみつぐ)氏が、自身が経営に参画していた(株)日本こどもぴあが教育機器の販売を重視する方針であったことを機に、日本こどもぴあから14教室を譲り受け、1985年7月に個人別指導による質の高い教育サービスを目的に(株)日本教育公社を設立したことに始まる。

設立当初は理想教育研究所(略称:理想研)という教室名の集団指導でスタートし、1クラス6名、学力別クラス編成、100%正社員講師を基本として教室運営を行い、1990年3月から同社独自の「完全個室の1対1の個人教授システム」を開発、名称を「東京マンツーマンスクール」と改称して提供を開始した。これが後に「TOMAS」へと名称変更(1997年に愛称として採用後、2000年に正式名称化)されて今日に至っている。

同社は教育サービスの多角化にも積極的で、1989年5月に名門会家庭教師センターを開設し家庭教師部門に進出した。また、2000年にはインターネットテレビ電話を活用したリアルタイム双方向の完全個別指導を目的に、(株)日本エデュネット(現 スクールTOMAS)を設立した。さらには人格情操合宿教育を目的として(株)スクールツアーシップ(現 プラスワン教育)を2002年に設立したほか、名門幼稚園・小学校の受験指導を目的に伸芽会の株式を2003年に取得し子会社化した。直近では2019年7月に駿河台学園と資本業務提携を行い、最難関校の受験に特化した個別指導塾「spec.TOMAS」を展開すべく、合弁で(株)駿台TOMAS(出資比率51%)を設立している。

証券市場には、1998年に日本証券業協会に株式を店頭登録したのち、2001年の東京証券取引所市場第2部上場を経て2002年6月に同市場第1部に上場し、現在に至っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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