◆ まさか、まさかの“プラス”・・・!!! - 米雇用統計
「非農業部門雇用者数:+250.9万人」「失業率:13.3%(同19.8%)」というのは、前回・事前予想を大きく上回る“驚異的な数値”でした。
『米経済はピークアウトした』との思惑を増幅させるには、十分過ぎる材料でした。
『追加の景気対策を議会に求める』とトランプ米大統領が示したことも、「リスク選好姿勢」を加速させたと見られるところです。
米10年国債利回りは3/20以来の“0.95%台”へ急上昇(債券価格は下落)、NYダウも一時“1000ドル超”の続伸を見せる中、ドル円は“109.846円”へさらに上値を伸ばしていきました。
もっとも「週末のポジション調整」の動きもあり、その後は“上げ渋り”に転じて先週末の取引を終えています。
◆ 「突っ込んだ買い上がり」は手控えつつも、「丁寧な買い拾い」は継続・・・?
「110円回復」が意識される局面ではありますが、“200週移動平均線(本日は109.901円)”
から“大台(110.00円)”にかけては「まとまった規模のドル売りオーダー」が待ち構えているとも聞き及びます。
突破できれば“一段高”が期待されるものの、そうでなければ“・・・”との懸念も頭をよぎるところです。
「FOMC(9-10日)」を控えるスケジュール感を考えれば、目先は「ポジション調整」を想定せざるを得ないところかもしれません。
ただし「流れが変わる(センチメントが転換)」とは想定しづらいだけに、「下値は限定的」という可能性も高い…。
「突っ込んだ買い上がり」は手控えつつ、しかしながら「丁寧な買い拾い」は意識しながら、「110円回復」の時期を探りたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.818(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.359(3/24~5/7の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.901(200週移動平均線)
上値1:109.846(6/5高値)
前営業日終値:109.604(100週移動平均線、50月移動平均線)
下値1:109.425(6/5NYタイム安値後の61.8%押し)
下値2:109.230(月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値3:109.119(ピボット1stサポート)
下値4:108.997(6/5安値、20月移動平均線、大台)
下値5:108.790(5/29~6/5の38.2%押し)
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