ハウスローゼ、前期最終を81％下方修正、配当も5円減額

　ハウス　オブ　ローゼ <7506> が4月14日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の1億6000万円→3100万円(前の期は3億6000万円)に80.6％下方修正し、減益率が55.6％減→91.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終損益も従来予想の3200万円の赤字→1億6100万円の赤字(前年同期は7200万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→35円(前の期は40円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2019年11月１日付「通期業績予想の修正に関するお知らせ」で発表しましたように、10月以降の消費増税や台風の影響に鑑み通期の通期業績を下方修正いたしました。その後、消費増税対策としての販売促進施策等が奏功し、新客来店率が向上するなど持ち直しつつありましたが、今年に入り新型コロナウイルス感染症拡大の影響により来店客数が減少、特に３月は首都圏を中心に主要な百貨店及び専門店が相次いで休業や営業時間短縮を実施し、さらには大規模な販売促進策等の自粛等もあり、主力のハウス オブ ローゼ直営店売上高は既存店ベースで前年同月より20％近い減少となりました。またフィットネスのカーブス事業につきましても１週間の全店休業を余儀なくされる等、想定外の事象により全社売上高は当初予想を大きく下回る見込みとなりました。一方、経費につきましては、人件費や本部経費をはじめとする固定費の負担が大きくなり、その結果、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回公表数値を大きく下回る見込みとなりました。