<動意株・10日>(前引け)=ショクブン、HPCシス、SHIFT

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/04/10 11:37
<動意株・10日>(前引け)=ショクブン、HPCシス、SHIFT  ショクブン<9969.T>=ストップ高目前。5連騰で年初来高値を大幅更新した。食材宅配の大手で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外出自粛の動きが出るなか、需要開拓が期待できる局面にある。人工知能(AI)を使った配送ナビゲーションで業務効率化への期待も大きい。投資資金の攻勢で株価は急速人気化しており、10日付で日証金から貸株規制が出たことを契機に物色人気を加速させている。

 HPCシステムズ<6597.T>=5日続伸。9日の取引終了後、アズワン<7476.T>と資本・業務提携を行うと発表。今回の提携は、HPCシスの計算科学分野における最先端技術と、アズワンが有する顧客基盤や販売ツールを融合することで、研究分野における新たなソリューションの創造や、より多くの顧客へのサービス提供を行うことが狙い。具体的には、HPCシスが提供する科学技術計算システムと計算化学シミュレーションソフトウェアについて、アズワンが発刊する「研究用総合機器カタログ」や総合WEBショップ「AXEL」、集中購買システム「OCEAN」での購入をできるようにするとしている。資本面では、アズワンが市場買い付けによりHPCシス株式を発行済み株数の4%(16万3600株)を目安に取得するとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

 SHIFT<3697.T>=ストップ高。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年9月~20年2月)連結決算が、売上高128億3000万円(前年同期比55.1%増)、営業利益12億4200万円(同2.6倍)、純利益7億5400万円(同2.9倍)と大幅な増収増益となり、営業利益は従来予想の9億円を上回って着地したことが好感されている。IT投資規模が大きい通信・保険業界などの各分野を注力業界として取り組んだ結果、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進んだことや、エンターテインメント市場で既存顧客向け売り上げが増加したことが牽引した。また、エンジニア平均単価が継続的に向上したことも寄与した。同時に、パソコンのリユースやヘルプデスクなどを手掛けるエスエヌシー(大阪市中央区)の全株式を取得し子会社化することを発表しており、これも好材料視されている。子会社化により、開発プロジェクト全体を通したシームレスなオペレーションが可能になるだけではなく、子会社が展開するカスタマーサポートサービスをB2Bの観点から更に強化することが可能と判断したという。取得価額は9億800万円。なお、業績への影響については今後明らかになった時点で速やかに開示するとしている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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