日経平均 新型コロナの影響で神経質な展開

著者:山口哲也
投稿:2020/03/30 10:38

目先のサポートは17,823円

先週の日経平均は3月25日に19,612円まで上昇しましたが、その後は新型コロナウィルスの経済の経済への影響懸念で上値の重い展開に。
週末には、2兆ドル規模の景気対策法が米下院で可決され、その後、トランプ米大統領が署名、今後も各国の景気対策が打ち出されると思われます。
しかしながら、未だ新型コロナウィルスの終息は見通せず、世界の感染者数は3/29日時点で43,473人増加し70万人を突破、死者数も2996名増加し3万3663名と減速の兆しが確認できません。
こういった状況下、新型コロナウィルスの経済に与える影響は計り知れず、上値の重い展開が予想されます。

テクニカル的には、日経225(TFX)は一目均衡表の雲や200日移動平均線の下に位置しており、基準線が下向きになっているため、売買スタンスは売り。目先のサポートは転換線の位置する17,823円、レジスタンスは基準線の位置する19,491円と見ています。

このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想