一蔵、今期経常を一転44%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/03/26 17:00
 一蔵 <6186> が3月26日大引け後(17:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→3.3億円(前期は6億円)に61.8%下方修正し、一転して44.5%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.1億円→1.6億円(前年同期は4.6億円)に76.6%減額し、一転して64.1%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   昨今の新型コロナウイルスによる肺炎感染者の世界的な広がりによる影響は予想がつかず、世界経済はますます混迷を深めるおそれがあると予想しております。このような環境の中、連結業績予想数値につきましては、直近の業績動向及び事業環境を反映しました結果、売上、利益共に前回発表を下回る見込みであるため、上記のとおり修正いたします。  和装事業におきましては、当初は売上高を前回発表より上回ることにより、営業利益及び経常利益が前回発表を達成する見込みでありましたが、新型コロナウイルスによる肺炎感染防止のための自粛に伴う卒業式及び2月以降の大規模催事の中止等により、着物の販売売上及び袴のレンタル売上等が減少いたしました。  また、営業利益及び経常利益については、当該大型催事の中止による着物の販売売上及び卒業式の中止による袴のレンタル売上の落ち込みで200百万円の影響が生じた他、来期受注獲得に向けての先行的な投資(販管費)が、計画より54百万円を上回ることとなりましたため、当初予想をそれぞれ113百万円、105百万円下回ることとなりました。  親会社株主に帰属する当期純利益については、上記減益要因の他に採算性が悪化している営業店舗の固定資産について、将来の回収可能性を検討した結果、2店舗の減損処理を行うことをしましたため、当初予想を113百万円下回ることとなりました。  ウエディング事業におきましては、新型コロナウイルスによる肺炎感染防止のための自粛に伴う結婚式の延期・中止等により、結婚式の施行が第4四半期会計期間で91件減少したことに伴って減収となりました。  また、営業利益及び経常利益並びに親会社に帰属する当期純利益については、当該減収に伴う落ち込みで300百万円の影響が生じたため、当初予想をそれぞれ412百万円下回ることとなりました。
配信元: 株探

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