音通、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も0.12円減額

配信元:株探
投稿:2020/03/19 15:30
 音通 <7647> [東証2] が3月19日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の1億0200万円の黒字→7億円の赤字(前期は1200万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億9700万円の黒字→6億0500万円の赤字(前年同期は100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の0.24円→0.12円(前期は0.24円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 食料品・生活雑貨小売事業において、競合店舗の増加による競争激化等により既存店の売上が前年を割り込んだことに加え、人件費の増大や不採算店舗30店舗超(予定を含む)の閉鎖とそれに関連する経費の計上、新規出店計画16店舗に対して3店舗の未達等が影響し、売上高、営業利益、経常利益共に計画を大きく下回る見込みです。カラオケ関係事業は販売売上が苦戦したことから売上高、営業利益、経常利益共に計画を下回る見込みです。スポーツ事業は年間8店舗の出店計画は達成し概ね好調に推移しているものの、そのうち5店舗が第3四半期以降に集中いたしました。スポーツジムの新規オープン時には新規加入会員に対して会費の無料期間の特典があることなどから費用が先行し、売上高、営業利益、経常利益共に計画を下回る見込みです。 また、上記の特別損失の発生もあり、連結での売上高、利益は共に当初の予想を下回る見込みです。

 当社では、株主に対する継続的な利益の還元を経営上の重要な課題として位置付けており、安定した配当の継続を基本方針としております。しかしながら、上記「2.通期連結業績予想数値の修正」でもお知らせしましたとおり、当期純利益が予想を大きく下回る見込みとなった為、2020年3月期の配当予想につきましては、誠に遺憾ながら無配に修正させていただきます。今後の配当について当社としましては、安定した配当の継続という基本方針のもと、有効な施策の実施により、早期に個別財務内容を配当可能な状態に回復させる予定であります。また、株主優待制度につきましては、従来どおり継続する予定です。   (注)上記の業績予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は予想数値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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