今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2020/03/18 15:32

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、NY市場の上昇基調から一転して売りが先行。その後も、弱含みの展開が続き、日経平均株価が値を崩すと一時106.70円台まで下落しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

3/18(水)
17:00 南ア2月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏1月貿易収支
19:00 ユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)・改定値
20:00 南ア1月小売売上高
21:30 カナダ2月消費者物価指数
21:30 米2月住宅着工件数
21:30 米2月建設許可件数
23:30 EIA週間原油在庫統計

3/19(木)
06:45 NZ10-12月期GDP
09:30☆豪2月雇用統計
※☆は特に注目の材料

米民主党の大統領選候補者指名争いは、中道派のバイデン氏がフロリダ、イリノイ、アリゾナで勝利確実となり、左派のサンダース氏に引導を渡す事になりそうです。とはいえ、市場の目下の関心は米大統領選ではなく、新型コロナウイルスに集中しています。ウイルス感染拡大による世界景気の縮小懸念が拭えないため、昨日1000ドル反発したNYダウは、アジアタイムに先物が急落しています。こうなると為替市場は、リスク回避の円買いが強いのか、調達不安でドル買いが優勢なのか見定めにくくなります。ドル/円は今夜も不安定な値動きが続きそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想