【買い】スシローグローバルホールディングス(3563)

著者:伊藤明
投稿:2020/02/21 22:41

株式分割とFTSE指数の新規採用有力候補

【1対4の株式分割】
3月末時点での1対4の株式分割実施を発表。コロナウイルスの影響で、外食産業には逆風下のもとタイミング次第では10%近く買われる場面があっても不思議ではなかったと思われます。
配当金は分割に合わせて4分の1に調整されますが、当然ながら最低投資金額も4分の1に下がるため、それによって、優待を受けるのに必要な金額も下がり優待取り狙いの買いが入りやすくなると考えられます。

【FTSE指数の新規採用有力銘柄】
近く発表が予定されるFTSE指数の新規採用有力候補。採用となれば、3月20日引けにかけて40万株近い買い需要発生が想定される。株式分割権利取りの動きと相まって上昇展開にも期待が掛かるところ。

日興証券が1月20日で投資判断を新規1としており、目標株価1万2,800円。アナリスト評価は総じて高評価。SMBC日興証券のレポートのタイトルは「回転寿司は外食ではない、工場併設型製造小売業である」

【テクニカル】
コロナウイルス禍で外食産業全体が敬遠されており、苦戦を強いられる可能性もあるが、既に1/24高値1万310円から2/18安値8,550円まで17%強の調整済。チャート上は戻りを試す局面と考えられる。

【キッカケ待ち】
足元の短期的な不透明感から本来の評価を受けられていないとしたら、逆に好拾い場とみられる。株式分割でも、FTSE新規採用でも、あるいは「コロナウイルス流行終息への兆し」などでも、キッカケ1つで大きく見直される可能性を秘めている銘柄。
伊藤明
株式会社日本証券新聞社 テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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