ドル/円、円売り主導で大幅高
昨日のドル/円は一時111.59円前後まで上昇して終値ベースでは約1.3%の大幅高。主要国の株高を背景にリスク・オンの円売りが活発化したとの見方もあるが、中国で新型肺炎の感染拡大ペースが鈍った反面、日本では感染が拡大しているだけに、円売りには「日本売り」の意味合いもあるようだ。なお、中国共産党の機関紙である環球時報は「ここから2週間で日本が『次の武漢』になるかどうかが決まる」と伝えた。
円売りの背景にはやや不透明感が残るものの、ドル/円は昨年後半から続いていたおおよそ108円から110円のレンジを明確に上放れており、チャート上の上値余地が拡大したと考えられる。約9カ月半ぶりの111円台とあって、本日は本邦輸出企業などのドル売りに上値を抑えられる可能性もあるが、欧米市場では追撃の円売りが入りやすいと見る。
円売りの背景にはやや不透明感が残るものの、ドル/円は昨年後半から続いていたおおよそ108円から110円のレンジを明確に上放れており、チャート上の上値余地が拡大したと考えられる。約9カ月半ぶりの111円台とあって、本日は本邦輸出企業などのドル売りに上値を抑えられる可能性もあるが、欧米市場では追撃の円売りが入りやすいと見る。